定例会報告

2019年度定例会報告

4月定例会

日時:平成31年4月16日(火) 19時から
場所:当クラブホール
講師:大塚 啓二郎氏(神戸大学・特命教授)
演題:「産業開発戦略:アフリカと日本で何が違うのか?」

 今月は昨年の12月に日本学士院会員になられた大塚啓二郎先生にご講演頂きました。

大塚先生は、アフリカ、アジア各国の産業集積について、1980年代から研究されてきました。アフリカ、アジアの各国の産業集積等々研究成果についてまとめておられます。見えてきたのはいろんな形があるが、一定の産業集積の発展パターンがあるということでした。

アフリカやアジアでは、

① 情報取得が容易、模倣が用意である環境。
② 数々の企業が分業し競う。企業数は何百、何千にも及び、従業員数も増える。
③ 様々なタイプの従業員。企業内で創意工夫する、飛出して経営者になる。製造することが上手い。マネジメントが上手い、売るのが上手い等々、
④ しかし、生産性が低下し、儲けが少なくなり、大企業数が生き残る。
⑤ 打破するのは、シュンペーターの「創造的破壊」が決め手になる。新しい局面、高コストに負けない高品質の製品を創る企業となり、売上を高めること。

これらを参考にし、日本は何を学んだらいいか。

① 途上国にも先進国と同様、蓄積された産業の集積で経済発展出来た。日本も関東、関西に限らず各地方も産業集積をすべきだ。
② 企業の成長に併せて、工業区をつくるべき。
③ 企業の大型化に伴い、一定の金融支援を行うべき。
④ 海外から学ぶ、国内大学、海外大学との協力関係を築け。
⑤ 経営、組織改革、技術、科学について継続的に実行せよ。 等々である。

賃金の高い先進国が海外との競争について打ち勝つためには、

① 世界最先端の科学の活用であり、高度の知識の活用である。大学等の研究機関との連携が絶対的に不可欠であり、他国、他地域に負けない高度の知識の活用である。

が、40数年前に学生だった時習った経済学のようなご講演ではなかった。洗練された数学的美学が国際経済学ではなく、理論的経済学は絵に描いた餅か。

我々が習ったのは――W・W・ロストウの発展段階論や、デビット・リカードの比較生産費の原理――だった。予想と違って本当に驚くと伴に、長年の固定観念が積み重なったせいが、まとめるのに一苦労しました。

先生本当に現実的な国際的な産業集積論ありがとうございました。

(文責・瀬野鋼太郎・S46年・経営学部卒)

出席者合計24名

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